NPO法人とよなか おきなわ応援団による初めてのイベント「とよなか おきなわ市民フェスタ」が8/3(金) 、岡町商店街にあるギャラリースタジオ エトスにて開催されました。豊中市民の皆さんに兄弟都市である沖縄市の魅力にふれていただくという趣旨のもと、今回のイベント全体のコーディネーターである喜納高宏さん、沖縄市内の工房のアンテナショップ コザ工芸館 ふんどぅ の喜納京子さん、琉球漆器「眞赭」作家の謝敷真紀子さんの3名にお越しいただき、沖縄市内の作家さんたちの工芸品を展示販売する「沖縄工芸展」、紅型コースター作りや漆喰シーサーの絵付けができる「沖縄工芸体験コーナー」、地元の豊優会によるエイサー、赤瓦三線会による三線ライブ、特別ゲストMrスティービーによる沖縄音楽と絵本の読み聞かせライブという3部構成の「沖縄音楽の夕べ」と盛りだくさんの内容で、多くの豊中市民の方々に来場いただき予想以上の盛況でした。ここでは前日の準備から3日間の様子をご紹介したいと思います。
前日の8/2(木) のお昼すぎに沖縄からの3名が現地入りし、こちらのメンバーとともに会場の設営に取り掛かりました。会場としてお借りしたギャラリースタジオ エトスのオーナー平嶋さんはとても気さくで、いろいろとお気遣い頂き心から感謝です。予定より若干時間がかかったものの無事に会場設営は終了し、近くの居酒屋「いち凛」さんでの歓迎レセプションへ移動、とよなか おきなわ応援団の社員、市役所からの来賓、沖縄からの3名、総勢20名以上が勢ぞろいし翌日のイベントの成功を期して、大いに盛り上がりました。
イベント当日(8/3)は、朝一で豊中市役所を表敬訪問し長内市長はじめ、菊池、足立両副市長、都市活力部 本荘部長にご挨拶。市長からは力強い激励のお言葉をいただきモチベーションも上がります!その後、市役所をあとにして徒歩数分の会場に向かい、オープニングセレモニーを行いました。今回のイベントの主催者、NPO法人とよなか おきなわ応援団の木下理事長の挨拶、喜納さんによる豊中市と沖縄市の兄弟都市にまつわるお話しやイベントの内容紹介があり、いよいよスタート。
表に並べた沖縄でしか売っていないお菓子いろいろが抜群のアイキャッチ性を発揮し、会場にどんどん人を引き込みます。狙い通りの夏休みの親子連れがやってきて、体験コーナーに参加してくれるなど、上々の滑り出しでした。地元ケーブルTVのJ:COM豊中さんも取材に訪れ、その日のニュースに取り上げて頂きました。その後も体験コーナーに、事前の告知を見て頂いていた方々が続々とやって来て会場内が混雑してくると同時に、展示がメインになるかと思っていた工芸品が思いの外売れていきます。
夕方になるとイベントもいよいよクライマックス、「沖縄音楽の夕べ」です。一番手は豊優会による迫力のエイサー、通りに人だかりができました、つづいて赤瓦三線会による三線ライブ、観客も巻き込んで盛り上がります。トリはMrスティービー、沖縄出身のシンガーの曲、スタンダードな洋楽ナンバーに加えて沖縄の絵本作家の作品の読み聞かせと変化に富んだ内容で通りを行き交う人たちと一緒に楽しんでいました。終了間際まで途切れることなく人が流れ、多くの方に沖縄の雰囲気を感じて頂けたんじゃないかと思います。
今回のイベントは、長年「沖縄音舞台」を通して沖縄市との交流をはかってきた豊中まつり(8/4~5)の前日に開催ということで豊中まつり前夜祭という位置づけでもありました。また、喜納さんの提案で結ボトル(琉球ガラス作家の屋我平尋さんが無償で制作・販売し、売上を東日本大震災や熊本の震災の義援金として寄付している廃ボトルを利用した作品)を出品し、その売上とその他の売上の一部を北大阪地震の義援金として豊中市に寄贈することとなっていたため、翌日の8/4に豊中まつりの会場内で豊中市長への贈呈式を行いました。
こうして、あっという間の3日間が過ぎてNPO法人とよなか おきなわ応援団による初めてのイベントは無事終了しました。会場に足を運んで頂いた方の中には豊中市と沖縄市が兄弟都市だという事を今回初めて知ったという方や豊中まつりで沖縄エリアがあるのはこういう訳だったんだと納得される方などもいらっしゃり、イベント開催の意義はあったのかなと一定の手応えを感じている一方で一過性のイベントだけでなく継続的且つ日常的な活動も考えていかないといけないという課題も見えてきた貴重な経験でした。今回の開催にご尽力頂いた全ての皆さんに心より感謝申し上げ、レポートを終えたいと思います。
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